現状はリップサービス?!介入と日銀調節

外国為替市場では、米ドルが一時、円に対して15年ぶりの安値水準を更新し81.40円をつけた。米連邦準備理事会(FRB)の追加緩和観測のほか、為替に関して国際的な合意が形成されていないことで、ドル売りが膨らんだ。ドルは朝方、週末8日の安値である81.71円を下抜けると、ストップロスの売りで下げが加速、15年ぶりの安値水準の81.40円に落ち込んだ。しかしその後は81.95円まで戻し、前営業日からほぼ横ばいの水準に回復した。東京が休場で取引が薄いなか、ドル買い戻しが一部入り、一段のドル安進行には歯止めがかかっている。

介入と日銀調節

先週に引き続いて介入の話題です。今回の為替介入において、日本銀行は介入資金の非不胎化を行い、事実上のさらなる金融緩和を行うのではという報道がありました。実際には、資金には色はついていないので、日本銀行の総資産の増減で、どうなっているかを見るしかありません。

 

過去の介入時に、日銀はどのようなオペレーションを行い、どのような効果があったのかを検証してみましょう。まずは、日本銀行のバランスシートの推移です。
http://mpse.jp/tkymail/c.p?32c2boP1umR
http://mpse.jp/tkymail/c.p?52c2boP1umR

 

日銀のBSはリーマン・ショック以降でさえ10%程度しか増加していないのですから、日本銀行は量的緩和にはあまり積極的ではないということなのでしょうか?では、2003年1月から2004年3月にかけての35兆円におよぶ為替介入時にはどうだっかというと、
http://mpse.jp/tkymail/c.p?72c2boP1umR

 

といった感じです。日銀が本当に介入資金を非不胎化して、市場に放置すれば、日銀の総資産は35兆円増加しなければいけないのですが、20兆円強しか増加していません。そのうち15兆円は当時の金融不安という理由で年度末に多目の資金供給をしていたからだと思われます。

 

したがって、実質的には5兆円程度しか増やしていない。見事な不胎化だったわけです。ドル円相場と重ねてみると
http://mpse.jp/tkymail/c.p?92c2boP1umR

 

となります。大規模介入以前の、日銀の量的緩和拡大時は円安が進行しましたが、35兆円介入時には、逆に円高になってしましました。今回はFRBやECBがバランスシートを膨らませている中で、日銀だけが同じような水準に止まっていたわけですから、やはり円高が進行したのでしょう。金利と重ねてみても、
http://mpse.jp/tkymail/c.p?b2c2boP1umR

 

という感じですから、市場は日銀の実際のスタンスを敏感に感じ取って反応しているようです。

 

今回の介入資金に関しても、本当に非不胎化されているかどうかは、後日の検証を見ないと正確には判断できないですね。現状はリップサービスの可能性も否定できませんね。

FXアイデアのための手帳

2010年上半期も明日でおしまいですね。筆者は毎年この時期に手帳を来年のものに切り替え、他人より少し早くフレッシュな気分を味わっています。筆者が愛用しているのは、10月始まり、翌年12月までの手帳です。仕事もプライベートも年末年始から春先が一番忙しいので、早めに新しいものに替えておくのが都合いいのです。最近はこの時期に手帳を取り替える人が結構いるのか、大きな文具屋さんへ行くといろいろな種類やデザインのものが並んでいます。

 

メーカーは特にこだわりはないのですが、使っているのは見開き1週間で、左側が週間の予定表、右側がフリースペースになっているタイプのものです。それほど多忙というわけではありませんが、取引先が一つではないので、原稿を忘れたり間違えたりしないようにしっかりと書き込みます。

 

右側は原稿のアイデアやFXトレードの損益、買い物リスト、健康状態、ゴルフのスコアなど何でも書き込みます。大きさはA6の文庫本サイズ。普段はデスクの上でダイアリーとして使い、仕事の外出時にはカバンに入れて持ち歩くので、このサイズが丁度いいのです。これに気に入った文庫本カバー(今は濃青の革製のものを使用しています)をかぶせて使っています。

 

若い頃はシステム手帳に凝ったこともありましたが、デスクダイアリーとして開いて使ったり、取材の時にノートとして使ったりするには、真ん中のリングが邪魔になります。また筆者は過去の手帳やノートを読み返すことも多いのですが、システム手帳だとバラバラになってどうも読みにくい。結局使いづらくてやめてしまいました。その後B5サイズの大型版から名刺入れサイズの極小版までいろいろ試行錯誤しましたが、ここ数年はA6サイズの既製の手帳に落ち着いています。

 

ちなみに筆者はかなりのデジタルオタクですが、電子手帳やスマートフォンの類は一度も使ったことがありません。ふと思いついたアイデアとか気になるキーワードを殴り書きするには手書きのほうが簡単だし、昔のことを振り返るにもやっぱり一覧性がある紙の媒体が便利。電子手帳は電池切れや機械的トラブルも心配ですし、何かコンピュータに管理されているようでいい気がしません。

 

とはいえ、手帳の好みは十人十色。手帳を見ればその人の人柄もなんとなくわかるというものです。皆さんはどんな手帳を使っていますか?

為替相場はプラザ合意以来の円安

日銀によると、1月の実質実効為替レートは97.7(1973年3月=100.0、数字が小さいほど円安)となり、12月の100.2から円安方向にシフトした。1月は、プラザ合意のあった1985年9月の94.8以来の円安水準となった。東京外為市場では1月末のスポット中心レートは1ドル=121.34円となり、12月末の118.92円から円安方向に振れた。

 

[東京 2日 ロイター] 日銀によると、1月の実質実効為替レートは97.7(1973年3月=100.0、数字が小さいほど円安)となり、12月の100.2から円安方向にシフトした。1月は、プラザ合意のあった1985年9月の94.8以来の円安水準となった。東京外為市場では1月末のスポット中心レートは1ドル=121.34円となり、12月末の118.92円から円安方向に振れた。

 

世界の金融市場ではユーロ、米国に対するクレジットリスクが広まっているようだ。くれぐれもクレジットカードの使い過ぎには注意をしよう。

マネックスFXに口座をお持ちのお客様限定でご覧いただいているFXストラテジーレポート「森レポート」。為替ストラテジスト兼プライベート・トレーダー森 好治郎氏の独自分析「テクノファンダメンタルズ」による多面的なレポートは、市場のテーマや注目点を的確に把握するための参考としてご活用いただけます。今回は森氏ご本人より「森レポート」のコンセプトと活用術についてお話していただきながら、取引の指標となる「トレンドを探る方法」を説明していただきます。 今後の相場展望やテクニカル面での注目点なども解説していただきます。